光の「見える」と「見えない」ハブ──3つの学問とミニ実験への道しるべ

このページは、note記事
『光の「見える」と「見えない」──3つの学問から見た「可視/不可視」の要点』【note本編へのリンク】
を下支えする 「WPサブレイヤーの入り口」 です。

本編では、

  • 物理学
  • 量子光学
  • 光工学

という3つの視点から、
「人間にとっての”見える光”/”見えない光”とは何か?」を、おおまかに眺めました。

ここでは、その各パートを もう一歩だけ踏み込んで整理したパート記事 と、
家で試せる小さな実験への入口をまとめておきます。

1. このページの役割

  • note本編ではストーリーと全体像を
  • WP側では、用語・原理・実験の補助レイヤー

それぞれ分担させることにあります。

こちらのページでは、

  • 「本編のどこを、どのWP記事が補っているのか」を一覧にする
  • 「今はどの視点を深掘りしたいのか」を選びやすくする

ための 道しるべ のような位置づけです。


2. 3つの学問で見た「可視/不可視」のおおまかな対応表

整理すると、それぞれこういう役割を持っています。

視点何をしている学問か「可視/不可視」の見方
物理学電磁波としての光の性質(波長・周波数・スペクトル)を扱う電磁波スペクトルの中のごく一部が可視光
量子光学+生物光子エネルギーと網膜の反応、視覚システムを扱う網膜というセンサーが使いやすいエネルギー帯
光工学光を使って情報を取り出し、道具として役立てる道具を使えば「不可視」も別の形で“見える化”できる

この3つを重ね合わせると、

「電磁波のどこを、どれくらいのエネルギーで、どんな道具と組み合わせて、人間が利用しているのか」

という全体像が見えてきます。


3. パート記事の一覧

ここから先は、細かく知りたくなったときに飛べる パート記事のカタログ です。

3-1. 物理学パート:電磁波スペクトル入門

電磁波スペクトル入門──「光=波長」の整理メモ
👇

  • 電磁波とは何か
  • 周波数・波長と光速の関係
  • ガンマ線〜電波までのざっくりした並び
  • 可視光線と不可視光線の線引き

「そもそも光って何の仲間?」を押さえておきたいときの補助記事です。


3-2. 量子光学パート:可視光は「網膜が選んだエネルギー帯」

可視光は「網膜が選んだエネルギー帯」──量子光学の視点で“見える/見えない”
👇

  • 光子(フォトン)という粒のイメージ
  • 光子エネルギー E = h c / λ の関係
  • 網膜のセンサー設計(錐体・杆体)
  • 太陽光スペクトル・水と空気との相性

「なぜ人間はこの帯域だけ見えるようになったのか?」を、
エネルギーと生物の観点から整理したパートです。


3-3. 光工学パート:見えない光を道具で掬い上げる

見えない光を道具で検出する──光工学から見た「見える化」
👇

  • 光工学とは何をしている学問か
  • 赤外線カメラで温度を色に変える例
  • X線や医療画像で内部構造を濃淡に変える例
  • 工業検査でムラや膜厚をパターンとして読む例

現場寄りの視点で、「不可視」をどう道具にしているかにフォーカスしています。


4. おすすめの読み進め方

どこから読んでもいいように設計してありますが、
あえて順番をつけるなら、こんなルートがスムーズです。

  1. 物理パーツ(電磁波スペクトル)
    • 光が「どの範囲のどんな波の仲間なのか」をざっくり把握する。
  2. 量子光学パーツ(網膜と光子エネルギー)
    • その中から「人間の眼がどこを選んでいるか」を知る。
  3. 光工学パーツ(見える化の技術)
    • 「見えない帯域も道具で扱える」という視点を足す。

どこか一つのパートだけ読んでも構いません。

「気になった視点から入って、興味が向いたら別パーツへ回遊する」くらいの軽さで触れて頂ければ十分です。


5. note本編とのつながり

最後に、元になっているnote本編への導線をまとめておきます。

👇 本編記事:【光の「見える」と「見えない」──3つの学問から見た「可視/不可視」の要点】

こちらで案内した各パート記事は、

  • 用語や図をもう少し丁寧に見たいとき
  • あとから検索で部分的に参照したいとき
  • 実験手順だけ確認したいとき

に使える補助的なレイヤーです。

本編と行き来しながら、

「可視/不可視という2種類の光があり、その境界は“光そのもの”ではなく、人間と道具、その設計で決まっている」

という感覚を、少しずつ自分の中に馴染ませていってもらえたら嬉しいです。

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