なぜ自分の仕事を「工程」として見るのか

製造業では当たり前のように「工程」という言葉を使いますが、
ホワイトカラーの仕事や個人のタスクになると、その感覚が薄れがちです。

しかし、

💠 自分の担当業務も、ひとつの「工程」として設計できる

と捉えた瞬間、仕事の見え方は大きく変わります。

noteの序章では、「工程思考」がキャリアそのものの捉え方を変える、という文脈でこの話題に触れています:
👉 「工程思考」がキャリアを変える


5つの問いで、自分の工程を浮かび上がらせる

ここでは、note本文の内容をベースに、
担当業務を工程として設計するための問いを整理します。

問い1:この業務の「入力」は何か?

  • どこから情報やモノを受け取っているか?
  • 前工程にあたる人・部署・システムは誰(どこ)か?

問い2:自分の工程で「何をしている」のか?

  • 具体的な作業内容は?(書く/測る/判断する/まとめる…)
  • どんな基準やルールで判断しているか?

問い3:この業務の「出力」は何か?

  • 何を、どの形で、誰に渡しているのか?
  • 後工程にあたる人・部署はどこか?

問い4:どう評価されているのか?

  • どんな状態なら「OK」とみなされるのか?
  • どれくらいの頻度で、どんな指標で見られているのか?

問い5:どこに無駄・ムラ・ムリがあるのか?

  • 同じ作業を二度やっていないか?
  • 人によってやり方がバラバラになっていないか?
  • そもそも、その作業は本当に必要か?

ノートに書き出して「工程図」にしてみる

5つの問いに答えたら、簡単な工程図にしてみるのがおすすめです。

  • 左側に入力
  • 中央に自分の工程(作業ボックス)
  • 右側に出力
  • 上下に評価軸や注意点

といったラフな図でかまいません。

可視化することで、

  • どこで詰まりやすいか
  • どこでミスが起きやすいか
  • どの情報が不足しがちか

といった “改善のツボ” が見えやすくなります。


関連コンテンツ

📚 背景となる考え方やストーリーは、note側の序章で詳しく書いています:
👇 【序章】製造業の工程&担当業務を数値化すること──いつの時代でも最重要課題

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