40歳から始めたJavaScript学習で、どのように思考が変化したか?
プログラミング学習で思考に変化?
プログラミングを学ぶことで、考え方や人との関わり方まで変わる——そんな実感を40代で初めて味わいました。
本記事では、以下のような変化を記録しています:
- JavaScript によって“構造的に考える”視点が生まれたこと
- すぐに理解できない自分を受け入れられるようになったこと
- 「抽象と具体」を行き来する力が思考の柔軟性につながったこと
- 技術習得の先にあった、自分自身の思考再構築という体験
「学び直し」のヒントや、40代からの新しい挑戦を考えている方の参考になれば幸いです。
はじめに|なぜ40代でJavaScriptに触れたのか?
私は40代に入り、子どもの学びを支えるために初めて JavaScript というプログラミング言語に触れました。
それは、「ITスキルを習得する」ためではなく、自分自身の思考の限界と向き合う選択でもありました。
この記事では、「JavaScriptの技術」ではなく、
それを通じて 私の思考や認知がどう変化したか を記録します。
JavaScriptで育った「構造的に考える脳」
学習前の私は、直感や感覚に頼って物事を理解するタイプでした。
しかし、JavaScriptに触れることで、物事を構造的に捉える視点が養われていきました。
たとえば:
if文
→ 前提と条件を整理する思考変数
→ 情報を名付けて再利用する仕組み関数
→ 処理を抽象化して分離する手法
これらは単なる文法ではなく、**「思考の組み立て方」**そのものだったのです。
思考が“流れるもの”から“構築するもの”へと変わった体験でした。
「すぐに分からない自分」を受け入れる力
エラーが出る。何度やっても動かない。
それでも、その状態の自分を否定しないことが大切だと、私は学びました。
かつては「理解できない=自分は劣っている」と思い込みがちでした。
しかし、プログラムは何度も失敗して調整しながら、徐々に形になるものです。
この学びは、他者との関係や日常の捉え方にも影響しました。
たとえば、相手の意図がすぐにわからなくても焦らず、**「時間をかけて理解していく」**姿勢を大切にできるようになりました。
「抽象」と「具体」を行き来する思考訓練
HTMLやCSSは、視覚的な変化がすぐに分かります。
一方で、JavaScriptでは、**“見えない思考操作”**が増えました。
- 「なぜこの値を変数に入れるのか?」
- 「この処理順に意味はあるのか?」
このような問いに向き合う中で、私は抽象と具体の往復を自然と繰り返していました。
それは、単なるコードの理解にとどまらず、問題解決の思考フレームとして今も日常に根づいています。
JavaScriptがくれた、思考の再構築体験
私にとって JavaScript は、資格やスキル以上のものでした。
むしろ、それは——
自分の思考に “構造” という軸を与えてくれる存在
理解できない状態を受け入れる “器” を育ててくれるもの
多層的に物事を捉える “レイヤー思考” への扉
だったのです。
40代でのこの出会いは、「テクノロジーに追いつく努力」ではなく、
「自分自身を再構築する冒険」 でした。
おわりに|学びはスキルではなく、自己認識の旅だった
私は今、JavaScriptを「使える人」ではなく、
JavaScriptを通じて「思考の癖と向き合い、内面を整えた人」です。
この変化は、もはや技術習得ではなく、
人生の思考ログとして残すべき体験でした。
同じように「もう遅いかも」と思っている誰かに、
この記録が小さなヒントになれば、と願っています。
思考の変化に焦点を当てて再構成したものです。
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