夫婦生活で価値観のズレが生じた場合

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夫婦間で価値観のズレが生じた場合



結婚前、そして後の生活で多数の方が感じるズレ。
夫婦間における問題点は十人十色ですよね。


様々な要因が枝分かれして、問題点の本質を見失うケースがあると再認識しました。


私の経験と、改めて痛感した【自分対配偶者】を繋げる必要な要素をまとめましたので、関心のある方は最後までお付き合いよろしくお願い致します。

目次

【経験談】
結婚前



相手は初婚。
私は結婚歴有り。

一度失敗した経験から、私の意識は結婚に慎重であった。
将来を慎重に見据える考えと、感情を優先する考えに、当然ながら違和感を感じずにいられない。


私には将来どのような生活か現実的なイメージが湧く。
相手がイメージする将来は美化されている。
そして当時の感情を優先していることが、強く見受けられた。



互いの意識の違い、目線、生活思考のベクトルが違うと言ったところだろうか。

私は気付けていたので、相手に明確な話をした。
「結婚をするにあたり、時に自己犠牲をしなければならない場合、互いに受け入れる覚悟を持って欲しい。」

自己犠牲と言えば、マイナスイメージだが、考えるべきは世帯及び、家族。
家族というポジションでの目線では、プラスに働くケースもあると考えていた。


【経験談】
結婚後


事前にお互いの話に納得した上で、生活をしていく。

独身の延長上で新婚生活を満喫。

やがて子を授かり、相手の意識は子に向く。
母としての責任を全うした。

私は父として、また生活に必要な収入を得る為の仕事に励む。

ありきたりな話。
一見問題ない生活が送れているようだが、結婚前に感じていたズレが現実となる。



私のケースでは



予想していた結婚後のズレは、【世帯としての認識】。



子を授かり、女性の意識は大きく変化する。
男には理解できない出産の苦痛、子育てによる苦痛。

自然と相手の意識は、世帯としての意識よりも【単独】あるいは【個人】として、前を向いていった。


結婚前に話をした【時に自己犠牲が必要な状況に直面したら、互いに受け入れる】というワードは、相手の意識から消えていく。


子供の障害の関係で、ターニングポイントに直面した。

正に、自己犠牲が必要な状況に直面したのだ。

1世帯として、親である私達は子の将来に向けて動かなければならない。

互いに会社に所属していたのだが、どちらかが進退の決断が必要と判断。
話をした結果、私が自己犠牲の実施をすることになる。

ここまでは、問題ないと感じるだろう。



価値観の違い?
性格の不一致?




問題点の本質として、世帯収入の減少。
どちらの年収が上であったか。

年収が上であった私が自己犠牲を払い、年収が下であった配偶者が自己を保持した為に、生活スタイルの見直し、節約が必要となった。

私の配偶者には、結婚前の話を理解しきれなかったのだろう。
1世帯として、我々の持つべき意識は【自己】ではなく、【一員】。

結婚には独身には無い、様々な責任の認識が必要で、
時に自己犠牲が必要
この言葉の本質は、ターニングポイントで必要なワードだ。


世帯として将来に向けた意識と、自己を中心とした将来に向けた意識の違いから、世帯収入減少の先にあるものが、配偶者には見えなかった。

世帯の一員及び、一部としての意識が無い為、節約生活(我慢が必要な状況)に配偶者は納得できなかったのである。


そして、本質から反れていった。
配偶者には性格の不一致として処理される。




問題点の本質が見えなくなる



私は、結婚をし、現在に至るまでの行動に後悔はない。
【時に自己犠牲が必要】
【1世帯として見た自分のポジション】
このワードが、結婚生活に必要と考えている為、受け入れる覚悟がある。



配偶者の意識には
【時に自己犠牲が必要】
【1世帯として見た自分のポジション】
から消えていた。




互いに共通であったはずの意識はどこへ向いてしまったのか。



私が行った合わせ方




もはや、独身としての意識を持ち始める配偶者に対し、改めて再認識する為の話合いを行った。

  • 現在に至るまでの経緯
  • ターニングポイントの確認
  • 事前に話をした自己犠牲の必要な場面
  • 1世帯から見るそれぞれのポジション

4点の話をゆっくりと時間を掛けつつ、互いの意識の方向性を再認識し、修正したのだ。



まとめ



それぞれの人間性があり、それぞれの人生を歩みます。


夫婦間の問題点は、個々人の責任を持って本質を見る。
あるいは、至らないまでも努力をする。

夫婦関係の亀裂は修正しにくいですが、世帯としての本質を認識することで、自己から一員へと意識が変化していくでしょう。



最後まで閲覧ありがとうございました。
目に留まった方の参考となれば幸いです。



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